新卒
実習で目の当たりにした精神科の奥深さ
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| 2008年度 新卒看護師 工藤の場合 |
私が精神科の看護をしたいと思ったのは実習がきっかけでした。
最初、話しかけても患者さんは無反応な患者さんに困り果てて、精神科ってなんて難しいんだろうと思っていたんです。
ところが看護師さんがやって来てちょっとフォローしてくれたら、その途端に患者さんが打ち解けてくれて……本当に驚きました。すごいな、深いなって。
その衝撃が大きくて、私も患者さんと話ができる科、つまり精神科で働きたいと思ったんです。
同級生には「なんで精神科?」とか「看護学校で学んできた専門的なことを精神科だと生かせない」などいろいろ言われたんですが、それでも気持ちは揺るぎませんでした。
この病院を選んだのは、見学に来たときにスタッフが優しかったから。「おはようございます」と私にかけてくれた挨拶がすごく感じがよくて、第一印象から「あ、いいなあ」って。そういう何気ないことが案外とても心に強く残ったりするものなんですよね。
平日は看護、休日は習い事
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現在は閉鎖病棟に勤務していますが、ここは寝たきりの方が多く、話しかけても返事がない患者さんも少なくありません。それでもこちらから話しかけて注意深く見ていると、目がぴくっと反応したりするんです。そういうときは「ああ伝わったんだな」と前向きに解釈しています(笑)。返事がないからといって話しかけても無駄という考え方はしたくありません。
一方、患者さんから言われて嬉しいのはやっぱり「ありがとう」。あるおばあさんが服のチャックをうまくあげられないところを手伝ってあげたら、「ありがとう、あんたすごいねえ、えらいねえ」ってベタ褒め(笑)。そういう小さいことの積み重ねで、明日も頑張ろうって思えます。
この病院に勤めて嬉しかったことのひとつに、休日も挙げられます。
入職前から休みを取りやすいという話は聞いていましたが、正直なところ半信半疑でした。実は私、始めてみたい習い事があったんですが、決まった曜日に休めなければ通うことができません。そこで思いきって正直に話してみたんです。そうしたらその習い事に合わせてシフトを組んでもらえ、すごくありがたかったですね。
違う科や病院に行った友人に言ったら「休日の希望が叶えられるなんてありえない」って。習い事は今でも休日ごとに通っています。
働きやすい環境は与えられるものではなく作るもの
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精神科の患者さんは心の中で思っていることをうまく口に出して言えない人も少なくありません。
だからこそその人と向き合ってその人と言葉ではなく内面でつながる、そういう看護をしたいと思う人には精神科は向いていると思います。
一緒に働くなら仕事に対する責任感があり、笑顔でいられる人がいいですね。それから当然のことですが、ちゃんと挨拶ができること。そして自分の仕事だけ済ませればいいというのではなく、助け合う気持ちを持てる人。患者さんに対しても看護師同士でも思いやれるような気持ちを持っていてほしいですね。働きやすい環境は自分で作るものだと思います。
ほかの病院に勤めている友人の話を聞くと、忙しすぎて心が貧しくなったり体調を崩したり、看護師同士の雰囲気も殺伐としているところもあるようです。
この病院ではスタッフ同士も助け合っているし、休日もちゃんと習い事に合わせて取らせてくれる。仕事だけじゃなくプライベートも充実していて、とてもいい1年でした。この病院を選んでよかったです。



